EthereumBlue(イーサリアムブルー・BLUE)は、イーサリアムのスマートコントラクトを利用したサービスに対するセキュリティ的存在です。
以前、イーサリアムのスマートコントラクトを利用したサービスが、プログラムのバグによりハッキング被害を受けました。
※イーサリアムのバクではありません。あくまでも、スマートコントラクトを利用したサービスのバグです。
大きな被害だったため、今後このような被害を無くすために、プログラムのバグやエラー検知という方向からセキュリティを保つために登場したのが「EthereumBlue(イーサリアムブルー・BLUE)」です。
今回は、そもそも「EthereumBlue(イーサリアムブルー・BLUE)」とは何なのか、そして「EthereumBlue(イーサリアムブルー・BLUE)」はどのようなセキュリティなのかについて、過去の「The DAO事件」を引用しながら紹介していきます。
キーポイントは「スマートコントラクトのセキュリティ」です。
最後に、「EthereumBlue(イーサリアムブルー・BLUE)」の購入方法についても紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
目次
EthereumBlue(イーサリアムブルー・BLUE)って何?

EthereumBlue(イーサリアムブルー・BLUE)とは、”イーサリアムを利用して作られたサービスの脆弱性(欠点)を補うために生まれたセキュリティプロジェクト”で、仮想通貨取引では「BLUE」という単位で取引されています。
EthereumBlue(イーサリアムブルー・BLUE)については、聞いたことが無いという人もいるかもしれませんね。
そもそも、EthereumBlue(イーサリアムブルー・BLUE)がなぜ生まれたのかを説明します。
現在、私たちが取引している”仮想通貨”は、ブロックチェーンを利用した様々なプロジェクトの機能の一部です。
例えば、イーサリアムならばまず、イーサリアムという仕組みが存在します。
そして、イーサリアムという仕組みの上で動く一つのデータが、今私たちが取引している「ETH」というコインです。
本来、この「ETH」というコインは、イーサリアムという仕組みの一部でしかなく、イーサリアムという仕組みを使って様々なサービスを作ることができるのです。
現在でも、イーサリアムをベースにしたプロジェクトは沢山ありますよね。
色々なコインを調べる時、基本情報にプラットフォームという欄があれば、そこに「イーサリアム」と記載してあるはずです。
そんなイーサリアムの仕組みを使ってサービスを作ったプロジェクトの中に「The DAO」というプロジェクトがありました。
イーサリアムを利用したサービスの「The DAO」は、システムの欠点(脆弱性)を利用されて、ハッキング被害に合い、総額約43億円の被害を出してしまったのです。
もちろんこれは、イーサリアムの欠点ではなくて、イーサリアムを利用したサービスの「The DAO」の脆弱性が攻撃された事件です。
「The DAO」は、イーサリアムのスマートコントラクトという仕組み(契約を自動的に行う仕組み)を利用したサービスでしたが、「The DAO」のプログラムにバグがあったのですね。
ですので、イーサリアムが事件を起こしたわけではなく、あくまでもイーサリアムの仕組みを利用して作ったサービスが被害を受けた、ということを理解してください。
この事件を受けて、イーサリアムのスマートコントラクトを利用して作ったプログラムには、セキュリティを用意しよう!と言う目的のプロジェクトが立ち上がりました。
それが「EthereumBlue(イーサリアムブルー・BLUE)」なのです。
※かなり簡素に説明していますが、ざっくりとしたイメージとして捉えてください。
※その他にも「Quantstamp」など、イーサリアムのセキュリティという位置付けのプロジェクトは存在します。
EthereumBlue(イーサリアムブルー・BLUE)の基本情報
通貨名 | BLUE | 公開日 | 2017年10月21日 |
プラットフォーム | イーサリアム | 最大発行数 | 42,000,000 BLUE |
Webサイト | https://www.etherblue.org/ | ||
ホワイトペーパー | https://goo.gl/3VeBPj | ||
購入できる取引所 |
EthereumBlue(イーサリアムブルー・BLUE)のチャート

2018年1月9日現在の「BLUE」のチャートです。
今年に入ってから高騰しているのが分かりますね!
ビット先生が購入したタイミングが赤印です。
高騰直前に購入することができました。
EthereumBlue(イーサリアムブルー・BLUE)今後・将来性

「EthereumBlue(イーサリアムブルー・BLUE)」は、スマートコントラクトを利用したサービスにとって、とても重要な役割を果たします。
それでは、EthereumBlue(イーサリアムブルー・BLUE)の特徴を見ていきましょう。
スマートコントラクトを利用したサービスのバグや不正を検知
EthereumBlue(イーサリアムブルー・BLUE)は、イーサリアムの仕組みを利用して作られるサービスに、プログラムのバグが無いか、またプロブラムの中にハッキングされそうな弱い部分は無いかを、自動的に検知してくれます。
ですので、イーサリアムのスマートコントラクト(契約を自動化する仕組み)を利用したサービスを、事前に危険から守ってくれるのです。
手作業でもバグを見つけてコミュニティで報告
スマートコントラクト(契約を自動化する仕組み)を利用したサービスに、バグやハッキングされそうな部分が無いかどうか、人が手作業でプログラムコードをチェックします。
万が一、そのような脆弱性があった場合は、コミュニティでの報告を行い、事前に危険を周知できるのです。
ここはなかなか、アナログなサービスですね。。
不正なアドレスのブラックリストも作成
スマートコントラクト(契約を自動化する仕組み)を利用したサービスを使用して送金をする際、不正なアドレス宛に送金しないように、アドレスのブラックリストも作っていくようです。
EthereumBlue(イーサリアムブルー・BLUE)の買い方・購入方法

それでは「BLUE(ブルー)」の購入方法を紹介しますね。
EthereumBlue(イーサリアムブルー・BLUE)の仮想通貨単位は「BLUE」です。
2018年1月9日現在、以下の仮想通貨取引所で「BLUE」の購入が可能です。
・coinexchange(コインエクスチェンジ)
・EtherDelta(イーサデルタ)
国内の仮想通貨取引では取り扱いがないので、海外の仮想通貨取引所で購入することになります。
使いやすさやなどの面から、「BLUE」の購入には、coinexchange(コインエクスチェンジ)がオススメです。
※EtherDelta(イーサデルタ)は2017年12月20日にハッキング被害にあったという報告もありますので、coinexchange(コインエクスチェンジ)の利用をお勧めします。
日本の仮想通貨取引所の登録と、海外の仮想通貨取引所の登録が終わっていれば、次の3つのステップで「BLUE」を購入してください。
※日本の仮想通貨取引所の登録をされていない方は、Zaif(ザイフ)がオススメです。マイナス手数料と最安で取引することができます。
購入までの流れ:
※2018年1月9日現在、ビットコインもイーサリアムも送金に時間がかかるようです。機会損失や送金の不安を軽減するためにも、一度少額で送金テストを行ってから、本送金をしたほうが良いかもしれません。
1.日本の仮想通貨取引所に円を入金する。
日本の仮想通貨取引所に日本円を入金して、ビットコイン(BTC)(あるいはイーサリアム(ETH))を購入してください。
2.日本の仮想通貨取引所にて、ビットコイン(BTC)(あるいはイーサリアム(ETH))を購入してください。
~日本から海外へ~
3.購入したビットコイン(BTC)(あるいはイーサリアム(ETH))を、BLUEを購入する「coinexchange」に送金する。

ビットコイン(BTC)(あるいはイーサリアム(ETH))を購入したら、BLUEを購入する「coinexchange」にビットコイン(BTC)(あるいはイーサリアム(ETH))を送金してください。
~BLUEを購入する「coinexchange」での作業~
4.BLUEを購入する
日本の仮想通貨取引所から送金が完了したら、「BLUE」を探してください。
着金したビットコイン(BTC)(あるいはイーサリアム(ETH))にて、「BLUE」を購入してください。

※送金時間について、「coinexchange」の例はありませんが、だいたいの送金時間をまとめた「仮想通貨の送金時間・手数料比較表とレビュー」を確認してみてください。
EthereumBlue(イーサリアムブルー・BLUE)の特徴 ~まとめ~

一度大きな事件があると、それを防ぐために様々なアイディアが考えられます。
EthereumBlue(イーサリアムブルー・BLUE)は、イーサリアムのスマートコントラクトを利用したサービスで二度と被害が出ないように、私たちを守ってくれるプロジェクトでもあり、今後スマートコントラクトを使ったサービスを作る側にも、安心を与えてくれるプロジェクトですね。
それでは最後に、EthereumBlue(イーサリアムブルー・BLUE)の特徴をまとめておきますね。
・イーサリアムを利用して作られたサービスの脆弱性(欠点)を補うために生まれたセキュリティプロジェクト
・仮想通貨の取引単位は「BLUE」
・スマートコントラクトを利用したサービスのバグや不正を検知
・手作業でもバグを見つけてコミュニティで報告
・不正なアドレスのブラックリストも作成
今も、これからも、イーサリアムは”スマートコントラクトが使える”という利点で、多くのプロジェクトが生まれます。
そこに、懸念点があると、私たちも投資・投機を敬遠してしまい、どんなに素晴らしいプロジェクトでも資金が集まらないということになりかねません。
ですので、こういったセキュリティを担保してくれるプロジェクトには、期待したいですね!
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