ICOの資金調達の状況のまとめ

2018年9月現在、これまで活発だったICOでの資金調達額は驚くほどの減少を見せています。

そこには、ICOに対する印象や、これまで参加して来たICOのいわゆる“ICO割れ”、そして、プロジェクトの進捗状況など、様々な要因があります。

今回は、ICOでの資金調達について、これまで行われて来たICOの失敗と成功について、ICOプロジェクトを実行する側と、そこに投機・投資する側の2つの観点を交えながら、ICOの資金調達の現状について紹介します。

※多少の考察も交えていますので、全体的なイメージと捉えて頂ければ幸いです。

にゃんこ

にゃんこ
世界的に注目されているICOだけど、状況はどうなっているのかにゃん。
ビット先生

ビット先生
何かと話題に上がるICOをレビューするぞぃ。

ICOとは!?

ICOとは、Initial Coin Offering(イニシャル・コイン・オファリング)の略称で、プロジェクトの資金を“仮想通貨”で調達するという“資金調達方法”の事です。

“仮想通貨”全体の価格が上昇し、社会的な知名度が上がると共に、ICO案件はそれに比例して爆発的に増加しました。

2017年12月にはICO案件に対し一月で約16億ドルもの資金が動いているのです。

また、2018年に入り、仮想通貨バブルが弾けたと言われた1月には若干の陰りを見せましたが、2018年3月には、一月で約17億ドルが動いています。

※参考:ICObench

仮想通貨で資金調達をするという手法は、比較的簡単に資金を集められる方法でもあります。

ICOを行うに当たって厳格な取り決めも無く、公式サイトと簡単なビジョン、ホワイトペーパーとロードマップを公表すればお金が集まってしまうのです。

また、先行販売という形でボーナスを付与したり、AirDropという形で事前に無料でコインをばら撒くという手法も行われていますね。

これほど巨額な資産が動いたICOですが、2018年3月をピークに、仮想通貨全体の価格下落に伴い、ICOの案件数こそ多いものの、調達資金額は徐々に減少しています。

そして2018年9月現在、資金調達額はおろかICO案件自体も減少の傾向にあるのです。

ICOの資金調達は減少傾向

2019年9月現在、ICOの資金調達額はもちろん、ICO案件自体も激減しています。

仮想通貨市場の下落に伴う反応もありますが、ICO案件に対する投機・投資への懸念も大きな要因となっているのではないでしょうか。

昨年(2017年)から多数行われてきたICOのプロジェクトは、その大多数が“scam(詐欺)”であるという調査結果が広く周知されました。

ICOで資金調達だけを行なって、実質的な実績が伴わないプロジェクトは数え切れません。

もちろん、ICOを終えてからプロジェクトが本格始動したものや、社会的プラットフォームに関わる“規模の大きな”プロジェクトについては、これからその結果が世に示される事になるはずです。

しかし、こういった期待が出来るプロジェクトはほんの一握りだという事実が、結果の出ないICOへの投機・投資に陰りを見せ、ICOでの資金調達は月単位で減少し、ピーク時に約17億ドルにも達していた月単位でのICO資金調達額は、2018年8月には約5,7億ドルにまで落ち込んでいるのです。(ピークの約3分の1)

ICObenchによる直近1年間(2017年10月〜2018年9月)の資金調達のグラフを見ると一目瞭然です。

ICOの成功と失敗の視点

ICOが行われる業種は大まかに29種に分類されています。

※参照:ICObench

ICObenchでは、全体を4,390のICO案件を分析しており、その多くは「プラットフォーム」系のサービスです。

その一部を紹介します。

  • プラットフォーム:2345件
  • Cryptocurrency:1707件
  • ビジネスサービス:1022件
  • 投資:785件
  • ソフトウェア:650件
  • スマートコントラクト:631件
  • インターネット:514件
  • エンターテイメント:477件

など。

その他、金融系や人工知能、娯楽や健康に関わるプロジェクトが多数存在します。

これだけのICO案件が全て成功するとは考え難いですよね。事実、全体の46%がICO失敗に終わっているのです。

失敗といっても、それが全てscam(詐欺)であったという意味ではありません。

ICOの成功と失敗の1つの線引きは、プロジェクト自体が提示する”ソフトキャップ“にあります。

ソフトキャップとは「最低調達資金」の事です。調達資金がソフトキャップに達しなかった場合は”ICO失敗“とみなされます。

投機・投資した資金は基本的には返還されません。もちろん、「ソフトキャップに達しなかった場合は返還する」旨を明記しているICOも存在しますので、資金が戻ってきたという事例も多くあると思います。

しかし、資金の戻ってこないICOに参加した際には、やはりICOという資金調達方法自体に不審感を持つ人も多い事でしょう。

また、成功とされているICOでも、実際にはロードマップの遅延や、実態の動きが無いというICOも多数存在し、”ICO“という資金調達方法自体への不信感も広がっています。

▼成功とは

ICOの「成功」には、2つの観点があります。

それは、”ICOプロジェクト側“から見た成功と、“ICOに投機・投資した側”から見た成功です。

この両者には、大きな“感覚の差”が生まれています。

ICOプロジェクト側の成功

ICOプロジェクトを行う側が“ICO成功”とみなすのは、「目標資金が調達出来た時」です。

資金が集まればプロジェクトを進められるという観点から、ICOプロジェクトの大きな一歩になります。

事実、注目を集めたICOでは、ソフトキャップを大きく上回る資金調達に成功したプロジェクトは数え切れないほどあります。

ICOに投機・投資した側の成功

参加したICOの調達資金がソフトキャップに達し、更に資金を調達出来ているという情報は、もちろん“成功”と言えるのですが、投機・投資をした側の期待はそこが最低ラインのスタート地点ですよね。

ICOが発行したコインが仮想通貨取引所に上場され、仕入れた価格よりも高値で取引が出来るようになって、初めて“取り敢えずの成功”とみなします。

ただし、投機・投資する側からすれば、僅かな資産増加だけを期待しているのではありません。

資金を投じるプロジェクトを深く調べ、社会的に将来有望なプロジェクトで有る事を期待し、更には、数あるプロジェクトの中から自分自身が選び出したモノが、未来のAmazonやGoogleと言った世界的価値を持つ事が、最終的な成功ですよね。

このような案件に出会うことができれば、ICOの価格に対して、数百倍という資産形成は大いに可能性があると思います。

もちろん、そこまでの結果が出るのは数年先の未来である事は承知しています。

しかし、投機・投資側の“成功”は「圧倒的な資産の増加」と「自身が選び出したプロジェクトの繁栄」なのです。

ビット先生

ビット先生
未来のAmazonやGoogleのような案件を発掘するために、より一層ICOの目利きが問われるぞぃ。

▼失敗とは

失敗にももちろん、”ICOプロジェクト側“から見た失敗と、“ICOに投機・投資した側”から見た失敗という、2つの観点が存在します。

ICOプロジェクト側の失敗

ICOの失敗とは、まず第一に、ICOを行なった時点で調達金額が「ソフトキャップに達しなかった」という場合です。

これは、『プロジェクト自体が期待されなかった』or『マーケティング戦略が上手く機能しなかった』という原因になります。

また、ソフトキャップに達成し、ICO自体は成功したけど、プロジェクト自体が途中で頓挫したという場合です。

計画の規模が大きすぎたり、計画自体が机上の空論だったという可能性、また、社会情勢(法整備)やプロジェクトメンバーの力不足(様々な意味で)と言った無数の原因が考えられます。

しかし、この“プロジェクトの頓挫”による失敗は、投機・投資をした側にとっては大打撃なのです。

ICOに投機・投資した側の失敗

ICOの時点でソフトキャップに達せずに失敗したプロジェクトならば、投じた資金が返還されるICOもあります。(もちろん、返還されるという明記のあるプロジェクトはごく少数です。)

しかし、ソフトキャップに達成し、資金調達が成功したICOが、プロジェクト進行段階で頓挫してしまうというケースでは、投機・投資した側にとっては”諦める“しかなく、これは失敗したICOという事になりますよね。

事実、このパターンのICO失敗(ICOへの投機・投資失敗)は数え切れないほどあるのです。

『ICOを実施して半年や1年では結果を求めるには早い』という大規模なプロジェクトも存在しますが、公式サイトでの進捗発表や、コミュニティサイトの活発さが見られなくなり、もはやプロジェクト自体がどのように進んでいるのかすら把握出来なくなっているというプロジェクトが多いということです。

こう言った現状を含めたICOが「失敗したICO」と言えるのでは無いでしょうか。

ビット先生

ビット先生
コミュニティの運営については、ICOの縁故販売のようなタイミングでどのような体制で実施するか・・・これを見抜くことは非常に難しいぞぃ。

Scam(詐欺)

ICOで資金調達をするものの、そもそもプロジェクト自体を進める気はなく、資金が集まったら”実質消えてしまう“モノがscam(詐欺)案件です。

ICOプロジェクト側にとっては、そもそもプロジェクトなど進める気もなく、資金を集めるためだけの体裁(公式サイトやホワイトペーパー)を作成しただけの存在です。

scam(詐欺)側には”失敗“も”成功“も関係が無いのです。

投機・投資を行う側は、資産を失っても、それを完璧に補償してくれる機関もなく、実質的には”泣き寝入り“するしか無いのです。

経済アナリストや仮想通貨に深く関わる機関が注意喚起を行なっていますが、実際に一般投資家の方がscam(詐欺)を見抜くのは困難であるのが現状なのです。

ビット先生

ビット先生
scam(詐欺)のICOは論外だぞぃ。現時点ではビット先生は引っかかっていないが、どこにその罠があるかわからないので、十分気をつけなければならないぞぃ。全て自己責任になってしまう。。。

ICOの資金調達が減少した理由

2018年9月現在、成功したと言われるICOプロジェクトは、ほとんどのプロジェクトが未だ下記の状況に留まっています。

  • ICOでソフトキャップ以上を達成した
  • 発行トークンが仮想通貨取引所に上場した
  • ロードマップ通り(あるいはそれに沿って)プロジェクトの進捗が報告されている
  • 上場後にICOの価格より上昇した

私たちが関わっているICOプロジェクトのほとんどが報告に留まり、未だ実用化された”本当の成功“には辿り着いているICOは非常に少ないです。

むしろ、ICOで先行して投機・投資をした価格は、上場後に”ICO割れ”をしているものは約66%を占めます。

また、上述したように“プロジェクトの頓挫”や“scam(詐欺)”など“ICOの失敗”を経験した仮想通貨市場は、ICOに対して“非常に強い警戒心”を持ってしまいました。

そんな状況の中、2018年9月現在の仮想通貨市場はこれまでに無い程の下落を見せています。

ICOの資金調達が減少した理由としては、少なくとも以下のような事が考えらます。

  • これまでのICO実績が未だに明確な形にならない
  • ICOで発行されるトークンが上場後にICO割れする
  • ICOのほとんどがscam(詐欺)であるという実態が周知された
  • 仮想通貨市場全体の下落
  • 多くのICOで利用されるETH(イーサリアム)の下落が予想以上に大きい(2018年9月12日現在)
  • 国際的にも仮想通貨市場の扱いが二転三転する傾向にある(法整備も安定しない)

一時的に盛り上がった仮想通貨市場は、仮想通貨(暗号資産)として、そして“通貨“としての価値を追い求めました。

しかし、価値の乱高下やハッキング被害(クラッキング)などの事件、そして仮想通貨取引所の運営自体に対する不信感も広がる中、去年まで勢いのあった「ICO」というモノ自体への不安や魅力が失われつつあるのではないでしょうか。

今後のICO

これらの現状を鑑みても、しばらくは新規でのICOの資金調達は非常に難しい局面に来ている事が予想されます。

今後は、これまで実施されたICOの中から”本物“だけが残り、その他は淘汰されていく可能性も否定できません。

ICOという資金調達方法は、目新しく比較的手軽なモノから脱却し、”価値のある“モノが生き残っていくでしょう。

本当の価値を認められるプロジェクトには規模の大きなモノが多く、そのほとんどが現在のプラットフォーム(私たちが日常的に利用するサービス)に革命を起こす程のインパクトを持ったものです。

当ブログで紹介している「ParcelX(パーシャルX)」などは良い例で、ICOでの資金調達は大成功を納めた上に、早期トークン購入者は、仮想通貨取引所への上場後にも数倍もの価値になっていますよね。

※ParcelX(パーシャルX)については「ParcelX(パーシャルX)のICO・買い方・購入方法」で詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

私たちが生活の中で意識せずに利用する程浸透するには時間はかかりますが、確実にプロジェクトが進行している事が、価格にも繁栄されているという事です。

本当の成功を収めるICOは、これまでに私たちが参加したICOの中にあります。

そして、乱立して来たICOも、今後は徐々に“本物”だけが厳選されて世に出てくるという流れが構築されていくでしょう。

ICOの資金調達の状況のまとめ

ICOの資金調達状況は、ICO案件が無数に乱立した(絶頂期だった)時期に比べ、激減しています。

仮想通貨市場の下落(特にEHTの価格下落も影響)や、これまでのICOプロジェクトに関する結果が目に見えない状況が続くという原因もあるでしょう。

また、国毎の法規制や方針も大きく影響しています。

仮想通貨(暗号資産)やICOに対する“国際的な扱い”が一段落する(ICOに対する法規制などが国際的にある程度統一される)まで、あるいは仮想通貨市場に回復の兆しが出てくるまでは、ICOの資金調達は減少を続けるかもしれません。

ただし、この状況下で、本当に芯のあるプロジェクトが出てくる可能性も否定できません。

ですので、投機・投資をする私たちは今後、これまで参加したICOの経過をチェックしつつ、新たに行われるICOについては、これまでのICOの“成功”と“失敗”を踏まえてジャッジする事が非常に重要となりますね。

ビット先生

ビット先生
ビット先生の考え方としては、詐欺などのICOに引っかからないのは前提ですが、ICOは企業でいうスタートアップ企業に投資するようなものですが、1つのICOに固執するのではなく、分散投資することが重要だと思っています。10案件中9案件失敗しても、1案件が爆発できれば十分利益が取れます。そういった心構えが大切です。

※仮想通貨取引所の利用、また仮想通貨取引やICOへの参加については、リスクを伴うことがあります。これらリスクを自分自身でしっかりと把握した上で、無理のない資金で取引を行うことが大切です。自身でリスク管理をしっかりと行いましょう。

ランキング1位を狙っています。記事が役に立ったら応援お願いします!


にほんブログ村 投資ブログ 仮想通貨情報へ

ビット先生

ビット先生
~1日1回、上記2つにポチっと応援を宜しくお願いします~

LINE@にて、ビット先生からの非公開情報や最新情報を受け取る!

  • ビット先生が仮想通貨開始から4ヶ月で3,000万円以上稼いだ銘柄選定方法
  • ブログでは公開していない通貨・ICO情報
  • 仮想通貨の最新ニュース
  • オススメの取引所
  • その他、仮想通貨に関する情報を配信
仮想通貨の教科書
【公式】仮想通貨取引所

仮想通貨は、市場規模が70兆円を超え、非常に注目されている市場です。

FXの市場が500兆円、株式市場が6,500兆円ということを考えると、ここから数年で10倍、20倍と拡大を続けることが予想されます。

まだ仮想通貨を始めていない方は、先ずは口座開設から始めてください。

全て無料で作成できますのでご安心ください。

【日本国内の取引所】

【海外の取引所】

仮想通貨取引所・徹底比較ランキング

 

 COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

モナコイン(MONA) 高騰

モナコイン(MONA)が高騰ぉぉぉぉ~!!

非公開

非公開情報2

ビットコインキャッシュ(BCH) - 中期開発計画

ビットコインキャッシュ(BCH) - 中期開発計画

ETH(イーサリアム)のハードフォーク総まとめ

11月1日~5日現在:ビットコイン高騰中・トレード結果!!

ICOの詐欺の手口を公開!!

ICOの詐欺の手口を大公開!!