テザーが発行する「USDT」のトークンベースは2種類ある!?

テザーが発行する「USDT」のトークンベースは2種類ある!OmniベースとERC20ベースの違いと注意点・換金方法

テザー社が発行する「USDT」は、USD(米ドル)とペッグしたトークンです。

最初に発行されたUSDTは「Omni」という仕組みをベースとしたトークンでしたが、近年様々な仕組みをベースとした「USDT」の発行を検討しているようです。

その中でも、既に発行されているイーサリアムのERC20ベースによるUSDTは、様々な仮想通貨取引所が対応を始めています。

今回Binanceが発表した「USDTをERC20への変換」もこの一環です。

バイナンスよりUSDTの注意分

※Binanceにデポジットしようとすると、上記のような注意分が表示されます。

そして、2019年7月8日現在、BinanceのUSDTはERC20ベースのトークンを基準に取り扱われています。

日本国内ではUSDTを利用する機会は少ないのですが、海外の仮想通貨取引所を利用している人は、USDTを所有しているという人も多いと思います。

ERC20ベースのUSDTがメインに取扱われはじめると、これまでのUSDTがどうなるのかという不安もあるはずです。

そこで今回は、「BinanceがUSDTをERC20ベースへ変換した」ことを軸にして、USDTを所有する人がどのようなことに気をつければ良いか、またUSDTをERC20ベースへ変換するにはどうすれば良いのかを、注意点を含めて紹介しますので参考にしてください。

※USDTトークンの機能や詳細については「Tether(テザー・USDT)の今後が懸念されている理由」の記事の中で紹介していますので参考にしてください。

▼この記事のまとめ▼

【全体まとめ】

  • BinanceのUSDTは「ERC20ベース」が基準になった
  • 現状、USDTのベーストークンは「Omniベース」と「ERC20ベース」を意識する
  • トークンベースが変わるとUSDTのウォレットアドレスが変わる
  • Binanceでは、OmniベースのUSDTは出金できない
  • Binanceでは、OmniベースのUSDTは自動的にERC20ベースへ変換される
  • Omniベースのウォレットアドレス:「1」あるいは「3」から始まる
  • ERC20ベースのウォレットアドレス:「0x」から始まる

【事前確認まとめ】

  • BinanceでOmniベースのアドレスを持っているか否か(以前にUSDTのウォレットアドレスを取得していれば持っています)
  • 自身が所有するUSDTを保管しているウォレットが「Omniベース」「ERC20ベース」のどちらなのか(「0x」で始まる場合はERC20ベース、「1」や「3」から始まる場合はOmniベースです)

【注意事項まとめ】

  • OmniベースとERC20ベースのUSDTはウォレットアドレスが違うので注意
  • OmniベースのUSDTをERC20ベースのUSDTアドレスへ送金しない

【トークンベースの変換方法】

〜BinanceにOmniベースのウォレットアドレスがある場合〜

  1. OmniベースのUSDTを、BinanceのOmniベースのUSDTウォレットアドレスへ送金(デポジット)する
  2. 自動的に「ERC20ベース」へ変換される

〜BinanceにOmniベースのウォレットアドレスがない場合〜

  1. OmniベースのUSDTを保有している仮想通貨取引所で、USDTを「BTC」or「ETH」へ交換する
  2. 交換した「BTC」or「ETH」を、Binanceへ送金(デポジット)する
  3. デポジットした「BTC」or「ETH」を、USDTと交換する

【その他】

  • PoloniexやHuobiも「ERC20ベース」へ対応
  • 今後増えるUSDTのトークンベース「USDT-Omni」「USDT-ERC20」「USDT-EOS」「USDT-TRON」
にゃんこ

にゃんこ
なんだか、、、よくわからないにゃん。
ビット先生

ビット先生
専門用語が出てきて非常にわかりにくいけれども、重要なことなので、何度も読み返して理解して欲しいぞぃ。

【問題】OMNIベースは①と②のどちらでしょうか!?

  1. 18N63pXG1pyLCdTyUGaG2XYzTBPZ93n
  2. 0x80920908a7b38c43f501fc90052b482d0e27f7

正解は、少し下にビット先生が回答しています。

USDTのトークンベースについてシンプルに考えて頂くと、送金する側のトークンベースと受け取り側のトークンベースを一致させるだけの話です。

〇 受取側:OMNIベース = 送金側:OMNIベース ※正しい

〇 受取側:ERC20ベース = 送金側:ERC20ベース ※正しい

× 受取側:OMNIベース = 送金側:ERC20ベース ※失敗

よって、受取側のUSDTが何ベースであるかを確認することが非常に重要です。

ビット先生

ビット先生
クイズの正解じゃが、OMNIベースは①だぞぃ。

「USDT」2種類のトークンベース

「USDT」2種類のトークンベース

テザーが発行する米ドルとのペッグ通貨が「USDT」です。

USDTが発行された当初、そのベースとなる仕組みは「Omni(オムニ)」という仕組みをベースに発行されました。

しかし近年、イーサリアムをベースにトークンを発行できるERC20という仕組みで新たにUSDTが発行されています。

OmniベースのUSDTが無くなったのではなく、ERC20ベースのUSDTが追加された形です。

身近な例を挙げると、「レール」と「道路」です。最初に発行されたUSDTは「レール(Omniベース)」を走る電車トークンでした。そこに「道路(ERC20ベース)」を走る自動車トークンが増えたイメージです。

ですので、2019年7月9日現在では、USDTは大きく分けて「Omniベース」と「ERC20ベース」が主に取引されています。

【USDTのベースは2種類】

  1. Omni
  2. ERC20(イーサリアムで発行されるトークン)

2019年7月9日現在、USDTを所有している人のほとんどは「Omniベース」のUSDTを持っていることが予想されます。

一方「ERC20ベース」のUSDTを所有している人のほとんどは、仮想通貨取引所のUSDTがERC20ベースに移行されたものではないでしょうか。

それは、今回発表されたBinance以外にも、仮想通貨取引所のPoloniexやHuobiも「ERC20ベース」へ対応したためです。

正直、多くの人は自分が「Omniベース」か「ERC20ベース」か、どちらのUSDTを持っているかが分からないというユーザーも多いのです。

各仮想通貨取引所からはアナウンスがあったはずですが、なかなか気付くことはできませんよね。

また、気付いたとしても「取引所が自動的に変換するから大丈夫」という内容のアナウンスがあったはずですので、そこまで気に止めることも無かったと思います。

しかし、USDTが「Omniベース」か「ERC20ベース」かをしっかりと認識しておかなければ、最悪資産を失うことになりますので注意が必要です。

ERC20ベースに対応した際の変更点を、今回実施されたBinanceを例に確認していきましょう。

ERC20ベース対応後の変更点

ERC20ベース対応後の変更点

USDTが「Omniベース」から「ERC20ベース」に変わったことで気を付けるべき点は以下の3つです。

  • USDTのウォレットアドレスが変わる
  • OmniベースのUSDTは出金できない
  • OmniベースのUSDTは自動的にERC20ベースへ変換される

それでは、ひとつひとつ確認していきましょう。

▼USDTのウォレットアドレスが変わる

OmniベースとERC20ベースのUSDTでは、トークンが発行されるプラットフォームに違いがありますが、私たちユーザーがもっとも気を付けるべき違いは「ウォレットアドレスが違う」ことです。

これまで所有していたOmniベースのUSDTを、今回ERC20ベースに変更されたBinanceのアドレスへ送金しても、着金することはありません。

下手したら消滅します。

上述の「レール」と「道路」の例に当てはめると、「レール(Omniベース)」を走る電車を、無理やり「道路」で走らせようとして事故を起こすイメージです。

そもそもUSDTには間違いありませんが、根本的なベースが違うのです。

ですので、USDTを送金する際には、送金するUSDTのウォレットアドレスと、送金先となるウォレットアドレスをしっかりと確認してください。

確認する箇所はウォレットアドレスの始まりの部分です。

ウォレットアドレスによるベースの見分け方

OmniベースとERC20ベースでは、ウォレットアドレスの始まりに違いがありますので、しっかりと確認しましょう。

ビット先生

ビット先生
ここは非常に重要だから必ず覚えようぞぃ。
  • Omniベースのウォレットアドレス:「1」あるいは「3」から始まる
  • ERC20ベースのウォレットアドレス:「0x」から始まる

上記を強く意識して、まずは自身がどちらのUSDTを所有しているのかを確認しましょう。

※Binanceに所持していたUSDTは、自動的にERC20へ変換されています。

▼OmniベースのUSDTは出金できない

Binanceでは、全てのUSDTをERC20ベースに変換していますので、BinanceでのUSDTはERC20ベースとして取引されます。

これは、出金においても同じで、Binanceから出金できるUSDTはERC20ベースのトークンのみで、OmniベースのUSDTは出金できません。

▼OmniベースのUSDTは入金のみ可能

OmniベースのUSDTは入金のみ可能です。

ただし、BinanceがUSDTをERC20へ移行する前(Omniベースの時)に、USDTのウォレットアドレスを作っていた場合に限られます。

※2019年7月8日現在、OmniベースのUSDTウォレットアドレスを新規に発行することはできません。

▼OmniベースのUSDTは自動的にERC20ベースへ変換される

これまでBinanceに預けていたUSDTがあった場合には、自動的にERC20ベースのUSDTに変換されています。

また、今後Omniベースで入金されたUSDTは、自動的にERC20ベースのUSDTとして加算されます。

※Omniベースのウォレットアドレスを持っていない場合には、入金は不可能です。

一度Binanceに入金したOmniベースのUSDTは、その後ERC20ベースのUSDTへ自動的に変換され、以降の取引は全てERC20ベースのUSDTのみとなります。

USDTにおける取り扱い注意点

OmniベースのUSDTにおける取り扱い注意点

上述の繰り返しになる部分もありますが、今後のUSDTの取り扱い注意点をしっかりと確認しておきましょう。

  • OmniベースとERC20ベースのUSDTはウォレットアドレスが違うので注意
  • OmniベースのUSDTをERC20ベースのUSDTアドレスへ送金しない

これらを踏まえて、以下の操作には十分に注意してください。

  • 所有しているUSDTをBinanceに入金するとき
  • Binanceに所有しているUSDTをその他のウォレットへ送金するとき

また、事前に以下のことを確認しておきましょう。

  • BinanceでOmniベースのアドレスを持っているか否か(以前にUSDTのウォレットアドレスを取得していれば持っています)
  • 自身が所有するUSDTを保管しているウォレットが「Omniベース」「ERC20ベース」のどちらなのか(「0x」で始まる場合はERC20ベース、「1」や「3」から始まる場合はOmniベースです)

確認しないまま送金をしてしまうと、エラーによって送金がキャンセルされるか、あるいはUSDTが消滅しますので、十分に注意してください。

OmniベースからERC20ベースへの変換方法

OmniベースからERC20ベースへの変換方法

OmniベースのUSDTを、ERC20ベースのUSDTへ変換する方法は、BinanceにOmniベースのウォレットアドレスを持っているか否かによって違います。

※以下の方法は、Binanceの公式サイトにて、チャットで問い合わせて確認した情報です。不安がある場合は、自身でもBinanceへ問い合わせてみてください。チャットならばすぐに答えを得ることが可能です。

▼BinanceにOmniベースのUSDTウォレットアドレスを持っている場合

過去、BinanceでUSDTのウォレットアドレスを取得した人は、Omniベースのアドレスを持っています。

Omniベースのアドレスを持っている場合には、その他のウォレットに所有しているUSDTをBinanceのOmniベースのウォレットアドレスへ入金すれば、自動的にERC20ベースへ変換してくれます。

  1. OmniベースのUSDTを、BinanceのOmniベースのUSDTウォレットアドレスへ送金(デポジット)する
  2. 自動的に「ERC20ベース」へ変換される

※実行する場合は、必ず少額で一度試してください。

▼BinanceにOmniベースのUSDTウォレットアドレスを持っていない場合

BinanceにOmniベースのUSDTウォレットアドレスを持っていない場合は、BinanceではERC20ベースへの変換はできません。

手段としては、OmniベースのUSDTを一度BTCやETHなどのコインに変換し、Binanceに送金してから、再びBinanceでUSDTを購入するという方法がリスクの低い方法です。

  1. OmniベースのUSDTを保有している仮想通貨取引所で、USDTを「BTC」or「ETH」へ交換する
  2. 交換した「BTC」or「ETH」を、Binanceへ送金(デポジット)する
  3. デポジットした「BTC」or「ETH」を、USDTと交換する

※今後、Binanceで取引されるUSDTは「ERC20ベース」です。

USDTは今後もベーストークンが増える可能性がある

USDTは今後もベーストークンが増える可能性がある

今、いくつかの仮想通貨取引所では、USDTを「ERC20ベース」のトークンとして変更しています。

しかし、USDTにはERC20ベース以外にも、その他の仕組みをベースとしたトークンを発行するという情報もあります。

ですので、現在のトークンベースを含めると、以下のような種類のUSDTが発行されるかもしれません。

  • USDT-Omni
  • USDT-ERC20
  • USDT-EOS
  • USDT-TRON

ブロックチェーン技術をベースとするプラットフォームが増えていますが、複数のブロックチェーンプラットフォームでUSDTを載せていくという話も出ているのです。

USDTは米ドルにペッグするステーブルコインですが、プラットフォームが増えるほど、ユーザーにとって扱いが難しいものになりそうです。

理解するまでが非常に大変で、操作ミスが起こってコインを消滅させてしまうという事例も出てくると思いますので、USDTについては最新情報をできるだけ集め、取引(送金を含む)の際には、細心の注意を払うようにしましょう。

テザーが発行する「USDT」のトークンベースは2種類ある!OmniベースとERC20ベースの違いと注意点 〜まとめ〜

テザーが発行する「USDT」のトークンベースは2種類ある!OmniベースとERC20ベースの違いと注意点 〜まとめ〜

2019年7月8日現在、USDTについては「Omniベース」と「ERC20ベース」をしっかりと区別することでトラブルを避けられます。

最後に、USDTに関する変更点や注意点をまとめておきますね。

【全体まとめ】

  • BinanceのUSDTは「ERC20ベース」が基準になった
  • 現状、USDTのベーストークンは「Omniベース」と「ERC20ベース」を意識する
  • トークンベースが変わるとUSDTのウォレットアドレスが変わる
  • Binanceでは、OmniベースのUSDTは出金できない
  • Binanceでは、OmniベースのUSDTは自動的にERC20ベースへ変換される
  • Omniベースのウォレットアドレス:「1」あるいは「3」から始まる
  • ERC20ベースのウォレットアドレス:「0x」から始まる

【事前確認まとめ】

  • BinanceでOmniベースのアドレスを持っているか否か(以前にUSDTのウォレットアドレスを取得していれば持っています)
  • 自身が所有するUSDTを保管しているウォレットが「Omniベース」「ERC20ベース」のどちらなのか(「0x」で始まる場合はERC20ベース、「1」や「3」から始まる場合はOmniベースです)

【注意事項まとめ】

  • OmniベースとERC20ベースのUSDTはウォレットアドレスが違うので注意
  • OmniベースのUSDTをERC20ベースのUSDTアドレスへ送金しない

【トークンベースの変換方法】

〜BinanceにOmniベースのウォレットアドレスがある場合〜

  1. OmniベースのUSDTを、BinanceのOmniベースのUSDTウォレットアドレスへ送金(デポジット)する
  2. 自動的に「ERC20ベース」へ変換される

〜BinanceにOmniベースのウォレットアドレスがない場合〜

  1. OmniベースのUSDTを保有している仮想通貨取引所で、USDTを「BTC」or「ETH」へ交換する
  2. 交換した「BTC」or「ETH」を、Binanceへ送金(デポジット)する
  3. デポジットした「BTC」or「ETH」を、USDTと交換する

【その他】

  • PoloniexやHuobiも「ERC20ベース」へ対応
  • 今後増えるUSDTのトークンベース「USDT-Omni」「USDT-ERC20」「USDT-EOS」「USDT-TRON」

今後も、仮想通貨取引所によっては様々なルール変更が行われることも予想されます。特にUSDTについての扱いには注意をしましょう。

※仮想通貨取引所の利用、また仮想通貨取引やICO、配当ウォレット、暗号資産(仮想通貨)を利用したサービスへの参加については、リスクを伴うことがあります。BitOdds(ビットオッズ)を利用する場合にも、これらリスクを自分自身でしっかりと把握した上で、無理のない資金で取引を行うことが大切です。自身でリスク管理をしっかりと行いましょう。

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